キャンプをするにあたって必ず必要となってくる寝袋(シュラフ)。※寝袋は別名シュラフともいいます。しかし価格帯は安いものから高いものまでピンキリでどれを選べば良いのか分からない方も多いかと思います。そこで今回は寝袋の選び方について徹底解説!一緒に自分に合った寝袋を見つけていきましょう。
まずは失敗しない様に寝袋豆知識を学ぼう!
皆さん寝袋を選ぶ際にどの様な事に注目して選んでいますか?
デザイン、形で選ばれている方が結構多いと思います。
しかし、失敗しない様に寝袋を選ぶにはデザインや形で選ばずに使用時期に合わせた機能性の物を選ぶ必要があるんです。
そこでまずは寝袋を選ぶ際に参考になる豆知識を紹介していきます。
寝袋の表記温度について
寝袋を選ぶ際に最も重要となってくるのは表記温度です。
実は全ての寝袋に快適温度とリミット温度が表記されています。
この温度を参考に寝袋は選んでいくのですが、快適温度とリミット温度はどう違うのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
●快適温度
まず快適温度とは快適に睡眠するのに適した温度の事です。
基本的に寝袋を選ぶ際は寝袋を使用する時期の温度を考えて、この快適温度と一致するかどうかで選びます。
私自身アウトドアショップ店員をしているのですが、よく2月にキャンプへ行くのに快適温度が4度くらいの寝袋を購入されているお客様を目にします。
4度の場所で快適温度4度の寝袋を使用すれば寝れるのですが、4度以下の温度の場所で快適温度4度の寝袋を使用すると寒くて寝る事ができません。
絶対に失敗しないためにも自分が使用するであろう温度帯よりも少し低い快適温度の寝袋を購入してください。
●リミット温度
リミット温度とはこの温度以下の気温で寝袋を使用すると命の危険があるという温度です。
ここで重要なのは快適温度とリミット温度の違いを知っておく事です。
実はメーカーによって快適温度とリミット温度の両方書いている寝袋と、どちらか片方しか書いていない寝袋があります。
0度の場所でキャンプをする際、快適温度0度の寝袋を使用するのは問題ないのですが、リミット温度0度の寝袋を使用すると低体温症になり命が危険になる可能性があります。
寝袋を購入する際は表記温度に注意して購入しましょう。
素材の違い
●化学繊維
化学繊維の寝袋は最も寝袋に使用されている素材です。
ではどの様な特徴があるのか詳しく紹介していきます。
まず化学繊維のメリットとして、洗濯できて安価な事が挙げられます。
化学繊維のため水で保温力が弱ってしまう事がなく、毎回キャンプ後に家の洗濯機で洗濯する事ができるのは魅力です。
特に寝袋は寝てる間の汗を吸うため洗濯しないと臭くなってしまうので、洗濯できるのは大きなメリットだと思います。
また価格に関してもとっても安価で安いものだと1000円程度から販売されているのでとってもお得です。
次に化学繊維のデメリットとして、収納サイズが大きくなる事が挙げられます。
ダウンの同じ温度帯の寝袋と比べて大きさが2倍以上になってしまうため、持ち運びは少し大変です。
特にファミリーキャンプなど大人数でキャンプをされる方は大きな寝袋を何個も持っていく必要があるので積載は大きな問題になってくると思います。
積載に余裕があるなら化学繊維の寝袋はコスパが良いのでおすすめです。
●ダウン
ダウンの寝袋は高価な寝袋として知られています。
ではどうして高価なのに寝袋の素材として使われているのでしょうか?
まずダウンのメリットとして、軽量でコンパクトな事が挙げられます。
皆さんご存知の通りダウンは少量でかなりの暖かさを実現できる素材なので、超軽量でコンパクトに収納できる寝袋に使用されます。
そのため主に登山やバイクキャンプなどで使用される事が多いです。
もし積載に余裕があるならダウンは少し勿体無いかもしれません。
次にダウンのデメリットとして、洗濯ができない事と高価な事が挙げられます。
洗濯に関して全く洗濯できない事はないのですが、ダウン専用の洗剤を使う必要があったり、洗濯をしすぎるとダウンが弱って保温力が低下するため、あまり洗濯をし過ぎない方が良いです。
価格に関しては同じ温度帯の化学繊維の寝袋と比べて約2倍も高いため、手を出しにくい寝袋と言えます。
本当にダウンじゃないとダメなのか、しっかり考えた上で購入する事をおすすめします。
寝袋の形
●マミー型
マミー型の寝袋は頭までかぶることのできる寝袋です。
マミー型の寝袋のメリットは頭部分の紐を閉めることで耳まで温めることができるので冬の寒いキャンプの時でも快適に過ごせる事です。
これがとっても便利で、実は冬キャンプで最も冷える所って耳なんです!
体に関しては服を着込めばいくらでも暖かくする事ができます。
しかし、顔や耳に関しては寒さ対策ができないため大変です。
そこでマミー型の寝袋を使用する事により耳までしっかり温めれるため冬キャンプで大活躍間違いなしです。
マミー型の寝袋のデメリットは体温を逃さないため体にフィットする形のものが多く、寝心地はあまり良くない事です。
また寝返りもしにくいため寝心地を求める方には苦しい寝袋だと思います。
寝心地よりも寒さ対策を優先したい方にはおすすめの寝袋です。
●封筒型
封筒型の寝袋とは長方形の寝袋を半分に折り畳んでファスナーを閉めることで入れる寝袋です。
封筒型の寝袋のメリットとしては同じ寝袋が二つあると連結できる物が多いため、小さい子供がいる家庭の方やカップルには最適な事です。
特に小さいお子様はキャンプ場の暗い夜が怖くて一人では寝れない事が多いので、寝袋を連結して2人で入る事により安心して寝てくれる事間違いなしです。
また、かなり広々と寝る事ができるのも封筒型のメリットです。
そのため体格が大きい方や寝心地を求める方には封筒型がおすすめです。
封筒型のデメリットとしては冬場に使用すると顔が寒くて凍えてしまう事です。
そのため冬キャンプで使用する場合は顔を保温するための道具を別で持っていく必要があります。
しかし、冬場以外に使用する分には全く問題ありません。
冬場に使用するかどうかで封筒型にするかどうかを選ぶのが良いと思います。
これで完璧!寝袋(シュラフ)の選び方!
ここまで紹介してきた内容を元に寝袋の選び方を簡単にまとめます。
・快適温度が使用する時期の温度帯より低い物を選ぶ!
・リミット温度は命に関わる温度なので絶対に使用する際の温度が下回らない様にする!
・軽量コンパクト重視ならダウンの寝袋! 価格が安くて洗濯をしたいなら化学繊維の寝袋!
・寒さ対策を重視するならマミー型! 寝心地を重視するなら封筒型!
これらの事項だけをしっかり頭に入れてこれから寝袋を選んで行ってみてください。
これさえ知っておけばアウトドアショップへ行っても自分の力で寝袋を選べる事間違いなしです。
是非参考にしてください。
それではおすすめの寝袋を紹介していきます。
絶対失敗しないおすすめの寝袋(シュラフ)!
封筒型
●LOGOS(ロゴス) ミニバンぴったり寝袋
最低使用温度(リミット温度)が-2度で化学繊維の封筒型寝袋です。
この寝袋の特徴としては¥13000で寝袋が2つ入っているため、一つあたり¥6500なのでとってもお得な事が挙げられます。
また寝袋を連結する事ができるため、ファミリーキャンプで大活躍します。
さらにこの寝袋の1番の魅力はミニバンの横幅に合わせて設計されている事です。
通常の寝袋を車中泊で使うと横幅が合わず苦労するのですが、ミニバンの横幅に合わせて設計されているため車中泊で不快感なく使用できる事間違いなしです。
しかも寝袋内側の生地が布団記事になっているため寝心地も抜群です。
車中泊を快適にしたい方、ファミリーキャンプで2つ以上寝袋を購入しようとお考えの方におすすめの寝袋です。
●Coleman(コールマン) フリースイージーキャリースリーピングバッグ
使用可能温度(適正温度)が0度で化学繊維の封筒型寝袋です。
この寝袋の特徴としては収納バッグの口が広くなっているため収納が楽々な事が挙げられます。
通常の寝袋は収納バッグの入り口が小さく入れるのに苦労するのですが、この寝袋なら苦労する事がないため撤収時間を短縮できとっても便利です。
また寝袋の内側の生地が布団記事になっているため寝心地がよく、おうちの布団の様な感覚で寝る事ができます。
寝袋の収納に慣れていない初心者で寝心地を重視したい方におすすめの寝袋です。
●LOGOS(ロゴス) プレミアム ダウンコンフォート3セパレーター
適正温度(快適温度)が-2度でダウンの封筒型寝袋です。
この寝袋の特徴としては生地が3つに分かれているため、気温に合わせて暖かさを変更できる事が挙げられます。
どうしても冬用の寝袋を夏に使用すると暑いため、夏場は一番薄い生地のみを使用するといった様に温度調節が可能なのはとっても魅力です。
またふわふわな毛布生地を使用しているため、寝心地よく、とっても快適に寝る事ができます。
ダウン素材のため少し価格は高いのですが、オールシーズン使えて寝心地のいい寝袋をお探しの方におすすめの寝袋です。
マミー型
●NANGA(ナンガ) ダウンシュラフ
最低使用温度(リミット温度)が-4度でダウンのマミー型寝袋です。
この寝袋の特徴としてはダウンが使用されているため暖かいのにとってもコンパクト収納できる事が挙げられます。
特に登山される方やバイクでキャンプへ行かれる方などコンパクトじゃないと積載できない方に人気の寝袋です。
またナンガは日本の寝袋ブランドのため、高品質で何かあってもしっかり保証をしてくれるのが魅力です。
今回上記で紹介しているナンガの寝袋は余り物の生地を使用した商品ですが品質に全く問題のある物ではありません。
とってもお得なので是非ご覧ください。
●mont-bell(モンベル) バロウバッグ
最低使用温度(リミット温度)が0度で化学繊維のマミー型寝袋です。
この寝袋の特徴としてはモンベルの独自化学繊維を使用する事で、他の化学繊維を使用した寝袋と比べ物にならないほどコンパクトになっている事が挙げられます。
コンパクトなため化学繊維の寝袋の中では最も持ち運びのしやすい寝袋と言えます。
また寝袋本体にゴムが縫い付けられていて寝袋の中に入った際締め付けられる構造になっているため隙間から冷気が入ってくる事はありません。
ダウンは高価で買えないけど出来るだけコンパクトで暖かい寝袋をお探しの方におすすめの寝袋です。
●LOGOS(ロゴス) neos 丸洗いアリーバ
適正温度(快適温度)が-2度で化学繊維のマミー型寝袋です。
この寝袋の特徴としては冬場に使えるマミー型寝袋にも関わらず1万円以下で購入できるためとってもお得な事が挙げられます。
一般的な化学繊維のマミー型寝袋の相場は1万5000円以上なのでとってもお得なのが分かってもらえると思います。
さらに安いにも関わらず、顔を締め付けるゴムなど便利な機能が多数ついているためとってもコスパの良い寝袋と言えます。
安くて機能性の良い化学繊維のマミー型寝袋をお探しの方におすすめの寝袋です。
最後に
絶対に失敗しない寝袋の選び方は分かりましたか?今回解説した内容をしっかり覚えておけば、アウトドアショップへ行って寝袋を選ぶ際に困る事がなくなるはずです。是非今回知ったことを活かしていい寝袋選びをしてみてください。
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