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【アウトドア店員が教える】テントを一人で設営するコツとは?初心者でも簡単にできます!

テントの設営って一人でも簡単にできるのでしょうか?今回は一人での設営をやり慣れているアウトドア店員が実際にテントを一人で張ってコツを紹介していきたいと思います。これで安全で簡単に設営ができるはずです。それではご覧ください。

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テントって一人でも設営できるの?

結論テントは一人でも設営する事ができます。(しかし、私たちアウトドア店員でも一人で設営して稀に壊れてしまう場合があるためあまりおすすめはしませんが…)

それでもソロキャンパーや子供が小さい家庭の方にとっては、一人で設営できないとキャンプができなくなってしまいますよね?

そこで少しでも安全で簡単に一人で設営するポイントを紹介していきたいと思います。このポイントさえ抑えておけばよっぽどの事がない限り壊れる事はなくなるはずです。

それでは一体どの様にして設営すれば良いのか詳しく見ていきましょう。

 

 

設営する前に知っておきたい、4つのポイントとは?

設営の基本姿勢は「右手フレーム、左手スリーブ」

右利きの人の場合テントを設営する時の基本姿勢は、右手にフレームを持って、左手の親指でスリーブ(テントのフレームを通すところ)を掴む。これをしっかり覚えておけば簡単に設営する事ができるんです。

また「右手フレーム、左手スリーブ」の姿勢をするにあたって立ち位置も重要です。写真の様にフレームの右に立つのではなく、左へ立つ様にしましょう。

この後に紹介する設営編でこれが重要になってくるので覚えておいてください。

 

 

フレームを無理やり曲げようとしない

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フレームを無理やり曲げようとするのは厳禁です。これをしてしまうとフレームが折れたり、フレーム接続部が取れなくなってしまう原因になってしまいます。

ではフレームを無理やり曲げず設営するにはどうしたら良いのでしょうか?

ここで重要になってくるのが一つ前で紹介した「右手フレーム、左手スリーブ」です。右手に持ったフレームを軽く押し込みながら、左手で持ったスリーブを思いっきり引っ張る。力配分で言うと「右手(フレーム)2割、左手(スリーブ)8割」が理想です。

こうする事でフレームを無理やり曲げる事なく設営する事ができるんです。

 

フレームの先にピンを入れるときは「左手フレーム、左脇フレーム、右手ピン」

また設営編で紹介するのですが、テントを設営する時にはフレームの先にピンを入れる作業が必要です。しかしこの作業にはかなりの力が必要で、大型テントになると女性ではできないなんて事もよく起こります。

そこで大活躍するのが「左手フレーム、左脇フレーム、右手ピン」の姿勢です。この姿勢をとって、フレームを後ろに引っ張りながら、ピンを下に引っ張って刺すと簡単に入れる事ができます。

人間後ろに引く力が一番強いらしく、この体制をとる事で自分の持っている本来の力が発揮でき、簡単にピンを入れる事ができるんです。驚くと思うので是非一度試してみてください。

 

 

フレームをスリーブから抜く時は引っ張らない

撤収時にも注意するべき事があります。それはスリーブに通っているフレームを引っ張らないと言う事です。引っ張ってしまうとフレームの中に通っているショックコード(ゴム)が切れる可能性があります。

ショックコードが切れると修理が必要になるので、フレームはスリーブから引っ張り出すのではなく、押し出す。これを徹底してください。

 

 

それでは、一人でテントを設営するためのコツ公開!

それではテントを設営していきたいと思います。今回使用するテントはモンベルのステラリッジテント1型です。写真でも分かりやすように今回は小さめのテントを設営しますが、大きめのテントでも基本は同様に立てる事ができるので安心してください。

また今回はドーム型と呼ばれるテントを設営するのですが、「トンネル型、ティピー型、ゲル型」とは少し設営方法が異なります。それらのテントをお持ちの方は上記で説明した3つのポイントを覚えておけばOKです。

それではドーム型テントである、モンベルのステラリッジテントで一人設営のコツを解説していきます。

 

 

①スリーブ面を上にしてテント生地を広げる

まず収納袋からテントの生地を取り出して広げます。「フライシート、インナーシート、トップシート」など複数の生地が入っているテントもありますが、まず広げるのはフレームを入れる本数が一番多い生地からです。まず広げるのはどの生地か、説明書に書いてあるはずなので確認する様にしてみてください。

収納袋から生地を取り出したら、スリーブ面が見える様に生地を広げてください。一人で設営する際この生地を広げる作業が大変になりますが、頑張ってスリーブ面を探し出してください。

 

 

②フレームを通していく

次にフレームを通していくのですが、この時のコツは「バッテンの下側から通す」です。

写真の様にスリーブが交差している部分があると思います。この交差の下側になっているスリーブから先にフレームを通して行ってください。

もちろん先に上側のスリーブから通しても問題ないのですが、下側のスリーブから通す際に上側の通し終えたフレームにつっかえてしまう事があるため、先に下側のスリーブから通す事をおすすめします。

 

 

③一人でテントを設営するなら「弓矢」で張ろう

ここからいよいよテントの形を作っていくのですが、まず皆様に知ってもらいたいのが「弓矢」と言う設営方法です。この立て方をする事で一人でも安全に簡単に設営する事ができます。では一体どの様にすれば良いのでしょうか?

まずどのフレームでもいいのでエンドピンを差し込んでください。

次にそのフレームのエンドピンを差し込んでいない方へ行って、先ほど紹介した「右手フレーム、左手スリーブ」の基本姿勢をとってください。

その状態で写真の様に平面で弓矢を作るイメージで、先ほど紹介した「右手2割、左手8割」の力配分でフレームを曲げていってください。

次はフレームにエンドピンを入れる作業です。この時テントに背中を向けて、「左手フレーム、左脇フレーム、右手ピン」の姿勢をとると軽い力でフレームをピンに入れる事ができます。

この様な形になったでしょうか?弓矢の様な形を作りテントを設営していく事から、この設営方法に「弓矢」と名付けられています。

次は同様にもう一本のフレームへピンを入れます。

次にピンが入っていないフレームの方へ回って「右手フレーム、左手スリーブ」の基本姿勢をとります。

その状態で「右手2割、左手8割」の力配分を気にしながらフレームを通すと、あら不思議。勝手にテントが起き上がってきます。

最後は「左手フレーム、左脇フレーム、右手ピン」の姿勢でエンドピンを差し込むと完成です。これでテントの形がしっかりと出来上がりました。

 

 

④最後にペグダウンして完成

最後に上からフライシートを被せて、四隅をペグダウン、ロープも張れば完成です。

一人での設営いかがだったでしょうか?意外と簡単にできそうですよね。これ以外の方法もあるのですが、私自身アウトドア店員として毎日テントを設営していて、これが最も安全で簡単に設営できる方法だと感じております。是非実践してみてください。

 

 

テントを撤収する際もポイントがあるんです!

①ペグロープを外す

ペグロープを地面から外していきます。外したロープは束ねてしっかり結び、ペグもサビない様に水分をしっかり拭き取ってください。

次にフライシートを外して折り畳み収納してください。

 

 

②エンドピン抜く

次にエンドピンを抜きます。まず一つだけ抜いて、地面に弓矢ができる様にゆっくりとフレームを下ろしていってください。

次に弓矢になっているフレームのピンも一つだけ外します。すると完全にテント生地の張り感がなくなるはずです。

 

 

③フレームをスリーブから抜く

フレームからスリーブを抜いていきます。この時まだ刺さっているエンドピンをすべて抜き、フレームを押し出しながら抜くのがポイントです。「設営前に知っておきたい4つのポイント」でも紹介したのですが、引っ張りながら抜くのはショックコードが切れる原因になるためNGです。

同じ要領でフレームをすべて抜き取ってください。

 

 

④テントの生地を畳む

最後にテントの生地を畳んでいくのですが、この時2つのポイントがあります。それは「畳んだ時の幅を収納袋の幅と合わせる事」と「毎回同じラインで畳まない事」です。

これを頭に入れた上で、畳んでいきます。

まずテントの収納袋を横向きに置き、その幅と同じになる様テントの生地を畳んでいきます。こうする事で収納袋に生地を入れる際、簡単に入れる事ができるんです。

ここでもう一つのポイントである、「毎回同じラインで畳まない事」も重要になってきます。テントの生地を畳む際に毎回同じ折り目で畳むと、その折り目から生地が劣化してきてしまうため、必ず毎回折る方向を変えて同じラインで畳まない様に心がけましょう。

 

 

⑤収納袋に入れる際は「巻寿司」を想像

まず「インナー(地面に接する生地)→海苔」、「フライシートやトップシート(地面に接しない生地)→白米」、「フレームやペグの付属品→具材」だと思ってください。

そして巻寿司を巻く要領で、一番下にインナーの生地、その上にフライシートやトップシート、その上に付属品を置いてくるくる巻けば完了です。

後は紐で縛ってしまえば収納袋にすっぽり入れる事ができます。

 

 

最後に

いかがだったでしょうか?今回紹介したポイントを覚えておけば、大型テントでも簡単に設営できてしまいます。是非一人でテントを設営してかっこいい姿を見せてみてはいかがでしょうか。

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