冬キャンプで大活躍する薪ストーブ。テントにインして快適なキャンプライフをおくりたいですよね?そこで今回はアウトドア店員の私が薪ストーブをインできるテントについて解説していきます。これで冬キャンプも安心です!それではご覧ください。
薪ストーブを使用できるテントとは?
「薪ストーブなんてどのテントでもインできるんじゃない?」と思われた方も多いかと思います。
もちろん、どのテントにも加工さえすればインできる様に改造する事ができます。
しかし、高いお金を払って購入したテントを自分で加工するのは怖いですよね?
そこでインできるテントが大活躍してくるんです!
ではインできるテントとはどの様な物があるのでしょうか?
実は3つの特徴があります。
それでは3つの特徴について詳しくみていきましょう。
●ベンチレーション(通気口)が豊富
ベンチレーションは煙や一酸化炭素を外へ出すのに役立ちます。
これがなければ一酸化炭素中毒によって死に至る可能性もあるので絶対にベンチレーションが豊富なテントを選びましょう。
またベンチレーションが多いと寒いのではないか?と思われた方がいるかもしれませんが、安心してください。
薪ストーブはベンチレーションを全て開けても寒さを感じないくらいの熱量を発揮してくれるので大丈夫です。
●TC素材を使用している
TC素材とはポリエステルとコットンの混合素材です。
コットンが混じっている事で、熱に強く煤が飛んだとしても燃え広がりにくくなります。
また保温性や通気性にも優れるため薪ストーブをインするなら絶対TC素材のテントを選ぶ様にしましょう。
●煙突口が付いている
薪ストーブをインするためには煙突口が必須です。
煙突口がなければ自分でテントを切って加工する必要があるのですが、穴ができてしまうため雨の際に使用できなくなってしまいます。
そのため煙突口があるテントなら蓋をする事ができ、雨の日でも使用できるのでとっても便利です。
また煙突口がついたテントは燃えない様、煙突口付近に耐熱加工されている物が多いので安心です。
最後に煙突口がついたテントを紹介するのでその中から是非選んでみてください。
『薪ストーブキャンプ』での注意点!
●一酸化中毒に注意!
薪ストーブをインした際に最も気をつけなくてはいけないのが一酸化炭素中毒です。
毎年、たくさんのキャンパーが一酸化炭素中毒で亡くなっています。
注意するためにも絶対に一酸化炭素チェッカーを用意して、安全に使用しましょう。
●燃えない様に注意!
薪ストーブはかなりの熱量を出すためテントが燃える可能性があります。
前述した様にTC素材のテントは燃えにくいのですが、それでもかなりの熱量が加わると燃えてしまいます。
そうならないためにも薪ストーブはテントの中央に設置し、煙突口の生地が煙突に接触していないかしっかり確認する様にしましょう。
アウトドア店員がおすすめするテント5選!
●テンティピ ジルコン
ワンポールテントの王様とも言われているテントがこのテンティピ ジルコンです。
スウェーデンにて開発製造されているため寒い地域に合った機能が備えられており、TC素材、煙突口、ベンチレーションがあるため薪ストーブを入れるのには最適のテントと言えます。
特にテンティピは通気性に優れるため、室内で薪ストーブや火を焚いても安心です。
写真の様に上のベンチレーションから室内の空気が流れ出るため一酸化炭素中毒になる可能性が極めて低くなります。
王様と言われているテントなだけあってかなり高価なのですが、機能性に優れたとってもいいテントなので是非使用してみてください。
●ローベンス クロンダイク
ローベンスのクロンダイクは私も愛用しているデンマーク製のTC素材で作られたテントです。
このテントは標準装備で煙突口が付いているため、テントに加工せず薪ストーブを入れる事ができます。
また、室内から天井部ベンチレーションも開ける事ができるため換気する際も楽々です。
写真の様にベンチレーションも沢山あります。
これだけあれば一酸化炭素中毒になる心配もなく安心です。
価格は¥100,000-程でTC素材テントの中では比較的安く、薪ストーブも入れれるテントなのでとってもお得なテントと言えます。
●ニュートラルアウトドア TCテント
ニュートラルアウトドアはコスパ最強の日本製テントです。
まだ日本で立ち上げられてから数年しか経っていないブランドで、コスパの良さから近年話題となってきています。
このテントはTC素材で作られていてベンチレーションや煙突口がついてるにも関わらず¥75,800-と破格です。
また生地も分厚いため破れたり壊れる心配がなく、長く使用する事ができます。
とにかく安くで薪ストーブの入れれるテントが欲しいならこれで決まりです!
●小川 ピルツ15T/C
小川を代表するピルツの新作がこのテントです。
今まではポリエステルだったのですがTC素材になった事で薪ストーブを中に入れれる様になり、煙突口も取り付けられました。
また従来のピルツ同様、ベンチレーションも豊富で大きく開くのが特徴です。
これだけ大きく開けば一酸化炭素中毒になる心配はありません。
価格も¥137,500-とTC素材テントの中では平均的な価格となっています。
日本製の安心できるテントで、薪ストーブをインしてキャンプしたいならこのテントで決まりです。
●テンマクデザイン サーカスTC
WILD-1(アウトドアショップ)のオリジナルブランドであるテンマクが製作販売する大人気テントです。
2人用くらいの小さめテントにも関わらず、TC素材が使用されていて、ベンチレーションも多く、薪ストーブも入れれるのが特徴です。
写真の様にテントのジッパーを開ける事で煙突を出す事ができます。
小さなテントのため薪ストーブを入れるとサウナにいるかの様な暑さになるので、入り口を全開にして使用する事をおすすめします。
また全開にする事で一酸化中毒になる心配もなくなり安心です。
さらに¥31,800-と驚くくらいにやすいのも魅力と言えます。
しかし、現在人気のあまり定価で入手する事が困難となっています。
購入方法としては少し高い値段で購入するか、次の入荷されるタイミングを待つかのどちらかです。
いつも入荷されても数分で売り切れるため、入荷を待たれる方は販売のタイミングを逃さない様にしましょう。
最後に
薪ストーブをインできるいいテントは見つかりましたか?薪ストーブがあれば暖かく快適に過ごす事ができるため良いのですが、一方かなり危ない物でもあります。使用できるテントをしっかり見極めて、安心して使用できるテントを購入しましょう!
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