暑い夏キャンプに使用するテントとタープはどの様なものがいいのでしょうか?今回はアウトドア店員である私が夏キャンプに最適なテントとタープの機能性、素材やおすすめの商品まで徹底的に解説していきます。これで暑い中乗り切っていきましょう!それではご覧ください。
夏キャンプに最適なテントとタープとは?
夏キャンプで最も重視するべき事、それは暑さ対策がどれだけできるかです。特にテントやタープの中は熱がこもってしまうため、外気温以上に温度が上がってしまいます。そんな中でも快適に過ごせるテントやタープが夏キャンプには最適なんです。
では暑さ対策ができるテントにはどの様な機能があるのかと言うと、遮光性や通気性の高さです。この2つの機能性がしっかりとしていれば、例え熱がこもりやすいテントやタープの中であったとしても木陰にいるかのような涼しい空間にする事ができます。しっかりこれらの機能性を重視して選ぶ事で、より快適に、安全に夏キャンプができる事間違いなしです。
でもどの商品にこれらの機能性があるのかって中々分からないですよね?安心してください。次は自分でアウトドアショップに足を運んで商品を選べる様、何に着目すれば良いのか解説していきます。
最も重要なのは素材選び!
夏用テント、タープを選ぶ上で着目すべきポイントはただ一つ、素材だけです。通気性、遮光性の高い素材を選ぶ事でしっかりと温度差を作り出す事ができます。しかし近年はポリエステル素材の物が主流となってきていて、どうしても熱がこもってしまいやすく、夏キャンプには不向きな物ばかりになってきています。そんな中でもどの様な素材を選べば良いのか詳しくみていきましょう。
●TC素材(テクニカルコットン)
TC素材(テクニカルコットン)とはポリエステルとコットンの混合素材の事です。この素材は2つの素材を混合しているため、両方のいいところを最大限に活かす事ができます。
まずポリエステルのメリットと言えば防水性です。特に夏キャンプは突然の大雨に襲われる可能性が高いので防水性ば重要になってきます。
次にコットンのメリットと言えば断熱性と通気性です。コットンはどんな素材よりも厚みを持つためしっかりと断熱をしてくれるんです。また服をイメージするとより想像しやすいかと思いますが、コットンて通気性に優れとっても涼しい風が通り抜けるんです。この断熱性と通気性のおかげで木陰にいるかの様な快適な空間を作り出す事ができます。
そんなポリエステルとコットンのいい所が混合された、TC素材は夏に最適な素材と言えます。
●遮光加工
最近各アウトドアメーカーが開発を進めているのが遮光加工のされた素材です。生地の内側に特殊な黒い遮光素材を貼り付ける事で外からの光を遮り、より涼しい空間が出来上がります。
またポリエステルに貼り付けているだけなので、ポリエステルならではの防水性や軽量性が最大限に生かされているのもポイントです。一つ前で紹介したTC素材は重量の重いコットンが含まれているため軽量性を求めるなら遮光加工がおすすめと言えます。
販売しているブランドは少ないのですが、とっても扱いやすい素材なのでこれからキャンプを始める方におすすめの素材です。
涼しく快適なおすすめテント!
●Hilander(ハイランダー) ネヴィス
TC素材を使用しているティピーテントです。TC素材を使用しているため通気性、断熱性に優れます。またティーピーテントといえば中心にポールを立てる物が多いのですが、このテントはAフレームを採用しているため中心にポールがなく広々過ごせるのはメリットです。さらに価格も比較的安価なため初キャンプから上級ソロキャンプにまで幅広くおすすめできるテントです。
●tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) サーカスTC DX
テンマクデザインのサーカスTC DXはティピー型テントの代表ともいえる超有名商品です。TC素材を使用しているため通気性に優れるのですが、さらにベンチレーション(通気口)も沢山あるためより快適に過ごす事ができます。さらには冬場でも使用できる様に薪ストーブが入れれる様になっていたり、冷気を遮断するスカートがついていたりとオールシーズン大活躍する事間違いなしです。
●NEUTRAL OUTDOOR(ニュートラルアウトドア) TC4.0
今流行のTC素材を使用したベル型テントです。日本のメーカーのため、四季に合わせて気温調整ができる機能がたくさんついています。また夏だけでなく冬には薪ストーブを入れれる様、煙突口がついているのも特徴です。さらにはベル型テントの平均相場は10万円程度なのに対して、このテントは8万円台で購入できるのでコスパも最強です。
●Coleman(コールマン) クイックアップドームW+
ソロキャンプに最適な遮光加工がされている小さめのテントです。TC素材とは違い、ポリエステル生地に遮光加工がされているため、とっても涼しく、軽量化もされています。また価格が¥15000程と購入しやすいのもポイントです。夏にソロキャンプをするならこれで決まりではないでしょうか?
●Coleman(コールマン) タフスクリーン2ルームハウスLDX+
コールマンの遮光加工がされた大型2ルームテントです。大型テントは特に熱がこもりやすいのですが、遮光加工がされている事で日陰にいるかのような涼しい空間を作り出せるのはこのテントの魅力と言えます。さらにテント本体の上にトップカバーがついているため、屋根が二重構造になり、より断熱する事ができます。家族で2ルームテントを使用して夏にキャンプをしたいならこれで決まりです。
通気性と遮光性で快適空間を作れる、おすすめタープ!
●TATONKA(タトンカ) 2TC
TC素材のタープは高いという概念を覆してしまったのがこのタープです。TC素材タープの平均相場は¥30000くらいなのですが、なんとこのタープは¥15000で購入できてしまいます。もちろん質が悪いと言ったことはなく、TC素材の効果を最大限に体感する事ができるので、コスパを求める方には本気でおすすめするタープです。
●tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) 焚き火タープTC ウィング
テンマクデザインが販売しているTC素材の大型タープです。なんと焚き火タープという名前の通り、下で焚き火を楽しむ事ができます。またしっかりTC素材の断熱性、通気性も持ち合わせたタープなので夏場でも焚き火を楽しみたいという方におすすめのタープです。
●NORDISK(ノルディスク) カーリー20
超高級キャンプブランドのノルディスクが販売しているTC素材のタープです。生地本体の分厚さや、色味、縫い合わせなど全てが最高級クラスに仕上げられています。また今流行のアイボリーカラーを使用しているためよりキャンプサイトをおしゃれに仕上げてくれる事間違いなしです。よりおしゃれに、快適にキャンプをしたいならこれで決まりです。
●LOGOS(ロゴス) ソーラーブロックトップシート
ロゴスが販売している、遮光加工がされたタープです。タープで遮光加工が採用されている物はおそらくロゴスにしかありません。やはり軽量性や価格の安さには優れ、手入れもTC素材と比べ必要がないため、手軽で快適なタープを求めるならこれで間違いなしと言えます。
最後に
暑い夏キャンプに最適なテントとタープは見つかりましたでしょうか?今回覚えておいて欲しいことは、夏用テントとタープを選ぶ際はTC素材か遮光加工のものを選ぶ必要があるということです。しっかりと温度差を作れる良いものを購入して、熱中症にならない様に夏キャンプを楽しみましょう!
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