薪ストーブの王道ともいえるGstove。今回は薪ストーブを4台所有している私が実際に使って徹底レビューしていきます。実際使ってみると良いところも悪いところもあるストーブでした。それではご覧ください。
Gstove(ジーストーブ)とは?
Gstove(ジーストーブ)は北欧ノルウェー初の薪ストーブです。
全てのパーツがステンレスから作られているため丈夫で鉄の薪ストーブよりも手入れが簡単なのが特徴です。
またデザイン性にも優れこれ一つでかっこいいキャンプスタイルを作り出してくれます。
もちろんこれ以外にもたくさんの機能性があり、とっても使いやすく便利な薪ストーブなんです。
ではどの様な機能があり、使いやすいのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
G-stoveのサイズ、種類について
サイズについて
まずGstoveには2つのサイズがあります。
どちらもとっても使いやすいストーブなのですが実際どちらが使いやすいのでしょうか?
それでは実際に使用して感じたメリット、デメリットを紹介していきます。
●Gstove Heat View Camping Stove
通常サイズのG-stoveです。
メリットとしては大きさが比較的小さく持ち運びがしやすい事が挙げられます。
G-stoveはかなり重さがあるためとっても持ち運びが大変なので、やはりコンパクトなこのサイズは魅力です。
デメリットとしては30cm以上の薪が入れれない事が挙げられます。
市販で一般的に販売されている薪のサイズは30cm~35cmなので、間違って35cmの薪を買ってしまわない様に購入前しっかりサイズを測る必要があります。
●Gstove Heat View XL Camping Stove
こちらは少し大きめのサイズのG-stoveです。
メリットとしてはどんな薪でも長さを気にする事なく入れる事が挙げられます。
そのため薪をいつも現地調達する方におすすめで、薪を細かく切る作業を短くする事ができるためとっても便利です。
デメリットとしては大きくてとても重い事が挙げられます。
大きめの車に乗っている方は問題ないかと思いますが、軽自動車でキャンプへ行かれる方はまず積めないサイズだと思います。
自分の車に積めるサイズなのかどうかしっかり計測してから購入する様にしましょう。
種類について
G-stoveは2つの種類あります。
まず一つ目が今まで紹介した通常の形のG-stoveです。
一般的な薪ストーブをお探しの方はこちらで十分だと思います。
ではもう1種類のG-stoveとはどの様なものなのでしょうか?
使用感、メリット、デメリット共に紹介していきます。
●Gstove Cooking View Camping Stove
通常のG-stoveの後ろに四角い穴が開いたモデルです。
この穴は一体何なのでしょうか?
実はオーブン料理をするための穴なんです。
小さなスキレットがちょうど入る大きさの穴で、薪を入れて焚いている時にスキレットを入れるとオーブン料理ができてしまうんです。
これがあるおかげで料理の幅が広がり、別で火を起こさなくて済む様になるためとっても便利です。
しかし、デメリットもあります。
ストーブの奥にオーブンがあるため薪を入れるスペースが小さく、たくさん量を入れれないので火力が弱くなってしまいます。
小さなテントで使用する分には問題ないくらいの火力があるのですが、大きなテントで使用する際は他の種類のG-stoveと比べてかなりの差が出てきます。
火力が多少弱くても、料理ができる方がいいのかどうかしっかり検討して購入する必要があります。
実際に組み立ててみた!
Gstoveは箱から出すと本体の中と、本体奥の空洞(かま)の中に煙突が入っています。
まずはこれらの煙突をストーブから出します。
次に足が折り曲がった状態で入っているので足を立ち上げ金具で固定する必要があります。
鉄の棒一本入れるだけで足を立ち上げることができるためとても簡単に組み立てすることができます。
次に付属のロストル(網)を本体の中に入れます。
ロストルは空気を通りやすくして薪が効率よく燃えるようにする働きがあるので入れ忘れには要注意です。
この時、地面で使う方は耐熱シート等をひいて地面が焼けないようにしましょう。
Gstoveはかなりの熱量があり足が短いため耐熱シートなしでは地面がこんがり焼けてしまいます。
最後に初め本体の中から取り出した煙突を煙突口に取り付けて組み立て完了です。
組み立ては2、3分程度あれば終わります。
しかしここからの火付けが慣れるまでかなり大変です。
慣れるまで火の付け方を勉強して頑張りましょう!!
収納はどうするの?
Gstoveは付属に収納バックが入っていません。
薪ストーブは一度使うと煤が溜まり持ち運びの際、煤が落ちるので収納バックを用意する必要があります。
もっとも簡単な持ち運び方法は購入時に本体が入っていた箱に入れて持ち運ぶことです。
私はGstoveを今現在購入してから5回ほど使用しましたが箱はまだ現役で使えているので箱でも問題ないと思います。
しかし、箱が破れる可能性もあります。
そのため箱以外で持ち運ぶ収納方法を紹介します。
Gstoveが販売している持ち運び用のカバンです。
生地も分厚く、重いGstoveを持ち運んでも破れることはないので一番おすすめです。
しかしお値段が1万円近くすカバンのため購入するのを躊躇される方も多いと思います。
そこで私のおすすめがコンテナに入れて持ち運ぶことです。
このボックスの中に本体と煙突と煙突ガードがちょうど入る大きさで価格もかなり安いためおすすめです。
オプションパーツも豊富なんです!
Gstoveにはたくさんの付属品があります。
煙突ガード…テントから煙突を出す際、煙突とテントの生地の接触部が焼けないようにするガードです。テントから煙突を出して使用する際は必需品となります。
煙突オープナー…煙突をテントから出すための穴を開ける金具です。穴のあいたテントに煙突を通すことで薪ストーブをインするので煙突口のついていないテントで薪ストーブを使用される方には必需品です。
ダンパー…煙突の中に弁が付いているパーツで、煙突の外側に付いた金具を回すことで煙突内の流れる煙の量を調節し薪ストーブ内の燃焼効率を変化させる部品です。薪ストーブの火加減調節などを手軽にしたい方におすすめです。
延長足…Gstoveの初期状態の脚はとても短くそのまま地面に置いて使用すると地面が焼けてしまう可能性があります。そのため延長足をつけることでどこでも安心して使えるようになります。
耐熱シート…耐熱シートは名前の通り熱から守るシートです。テントの中でストーブを使用する際、テントの底が焼けないように耐熱シートをひいてその上で薪ストーブを置く必要があります。
スパークアレスター…スパークアレスターは煙突上部につける事で上から出る火の粉の飛び散りを抑えてくれるパーツです。テントに穴が開くのが嫌な方はつける事をおすすめします。
ウォータータンク…ウォータータンクは薪ストーブ本体の上に設置する事で水を温めていつでも暖かいお湯が出てくるようにするパーツです。お湯を毎回沸かすのは面倒なのでウォータータンク一つある事でかなり便利なキャンプをすることが出来ます。
延長煙突…延長煙突には普通の縦長煙突の他に45度角煙突やL字型煙突などがあります。自分のテントにあった煙突の形にするためこれらを組み合わせて使いやすいGstoveを完成させてください。
最後に
いかがだったでしょうか?
今回は包み隠さず実際に使って感じた事を書いてみました。
この記事を読んだ後、購入を諦めようとする方が出てくるかもしれません。
しかし、一つだけ言えることはキャンプ用品は手間暇かかるものに愛着が湧いてくる物です。
Gstoveを購入し愛着のある薪ストーブに育ててみませんか??
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