キャンプにどのような服装で行けば良いかお悩みの方も多いのではないでしょうか?実はキャンプの服装には自分を守るための機能がついた物が必要なんです。そこで今回はアウトドアウェアの機能性について説明します。またかっこよく快適にキメるアウトドアウェアについても紹介していきます。それではご覧ください。
初キャンプの服装てどうしたらいいの?
キャンプにはどのような服装で行けばいいかお悩みの方も多いと思います。私もキャンプへ初めていく時はとっても悩みました。
しかし、今思えばそこまで悩む必要もなかったなと思います。
なぜならアウトドアブランドのウェアを選べばどれでも機能性や素材はキャンプに適したよう作られていますし、少しでも安く済ませたければ機能性や素材について知るだけでユニクロでもキャンプへ行けてしまうからです。
要するに機能性や素材だけ知っておけばOK!と言う事です。
それでは機能性や素材について詳しくみていきましょう!
初キャンプに重要なアウトドアウェアの機能性、素材とは?
機能性について
●撥水性、防水性
まず撥水性、防水性の違いてご存知ですか?
簡単に解説すると撥水性は水を弾くが、ある一定量の水がかかると生地の中にまで浸透する性質です。防水は水を弾きながら、かなりの水がかかっても中にまで浸透しない性質です。
また撥水性のウェアは軽くてナイロン生地のものが多く、防水性のウェアは少し重くて少し硬いナイロン生地の物が多いです。
雨が降る中キャンプをする事を想定するなら防水性、多少の小雨程度を想定するなら撥水性を選ぶのがおすすめです。
●防風性
防風性とはウインドブレイカーのように風を中に入れない性質の事を言います。
防風性は撥水性か防水性を備えたウェアであればほとんど備わっているので、まずは撥水性にするか防水性にするかを選ぶのを優先するのをお勧めします。
防風性のメリットとしては冬場、冷たい風を通さないのでウェアの中の体温を一定にキープする働きをしてくれます。冬キャンプでは防風性のジャケットを一番外に着て、中に体を温めるダウンなどを着るのが基本のスタイルです。
●透湿性
透湿性とは体から出る汗や蒸気をウェアの外に出す性質の事を言います。
キャンプでは設営、撤収をしないといけないため必ず汗をかいてしまいます。そのため透湿性のウェアを持っておく事でウェア内のムレを解消してより快適に過ごす事ができます。
また透湿性があるからといってウェア内の温度も外に出してしまう事はありません。快適な温度をキープしながら汗や蒸気を発散してくれるのでとっても便利な機能です。
●速乾性
速乾性は汗や水で濡れても一瞬で乾く性質の事を言います。
特に夏のキャンプでは設営、撤収時にとんでもない汗をかいて服がボトボトになってしまいます。私はキャンプ用品店員をしているのですが、よくその濡れたシャツを着たままキャンプをして風邪をひいてしまった話を耳にします。そうならないためにも速乾性のウェアは重要です。
また夏のキャンプで川で水遊びをする方も多いかと思います。速乾性のシャツを着ておけばそのまま川に入って遊んで、そのままの服で生活しても数分あればすぐに乾いてしまうのでとっても便利です。
●難燃性
難燃性の素材は火が当たっても燃えにくい素材で、焚き火をする時にとっても便利です。
初キャンプへ行かれる方はまだ焚き火は未知の世界かもしれませんが、いずれ焚き火をするようになると難燃性は大活躍するんです。
実は焚き火をすると気づかないうちにたくさんの火の粉が飛んできて私たちのウェアに当たっています。よくキャンプをする方であれば焚き火をした後、ウェアに小さな穴がいっぱい開いてしまった経験をした方も多いのではないでしょうか?
そうならないためにも焚き火をするなら必ず難燃性のウェアを持っていく事が重要です。
素材について
●ポリエステル(ビニール)
ポリエステルは安くて軽く丈夫な素材です。この素材は撥水性、防水性、防風性、速乾性にも優れるため最もアウトドアウェアで使用されています。
これからキャンプを始める方が始めに買うウェアの素材はポリエステルの物を購入しておけば様々な場面で役に立つのでおすすめです。
●コットン
コットンは柔らかな肌触りで吸水性に優れる素材です。
吸水性に優れると聞くと、汗も吸うためアウトドアには向かないのではないか?と思う方も多いかと思います。実はその通りで汗をかく場面で使用すると汗臭くなってしまうためお勧めしません。
ではコットンのメリットはなにかと言うと、実は熱に強く難燃性の素材によく使われているんです。機能性でも説明したように焚き火をする方は難燃性のウェアは必要なので、難燃性のウェアが欲しいならコットンのものを選びましょう。
●ウール
ウールは保温性、消臭性に優れる素材です。そのためアウトドアウェアとして使用されるよりかは冬に使用するアウトドア用の靴下として使われる事が多いです。
もしアウトドアでウールの服を着用される方は速乾性のあるインナーを中に着て、その上からウールのウェアを着る事で、快適に暖かく過ごす事ができます。
●ダウン
ダウンは皆さんご存知の通り、ガチョウやアヒルの羽から出来る素材です。
ダウンは保温性に優れ、軽量なためジャケットによく使用されます。特にダウンを使用しているアウトドアウェアは小さく収納袋に入れて持ち運びできる物が多く、キャンプに気軽に持っていく事ができるためとっても便利です。
キャンプ場での夜はかなり冷え込む事があるので、秋春でも必ず一枚はダウンウェアを持っていくようにして気温の変化に適応できるようにしておきましょう。
●ゴアテックス
ゴアテックスという素材をよく耳にする方も多いかと思います。
では皆さんゴアテックスとは何かご存知ですか?
実はゴア社と言う人工血管などの医療器具を作る会社がその技術を応用して製作している、防水性と透湿性が共に最強な素材なんです。アウトドアウェアとって防水性と透湿性はとても重要な機能なのでよくゴアテックスは使用されています。
かなり高価な素材なのですがアウトドアをするには世界一快適な素材とも言えるので、買う価値は十分にあります。
アウトドアウェアの着こなし方
夏場の着こなし
夏のキャンプはとっても暑いため半袖で過ごしたい方も多いかと思います。しかし半袖で過ごすのはとっても危険なんです。
夏は虫が最も多い時期なので半袖で過ごすと腕や足にたくさんの虫刺されが出来てしまい快適にキャンプをできなくなってしまいます。また日差しも強いため日焼けして真っ赤になってしまう事もあります。
そこで大活躍するのが速乾性長袖インナーと速乾性半袖シャツの重ね着です。
インナーに速乾性長袖を着る事で虫や紫外線から身を守る事が出来ます。また速乾性半袖シャツを外に着る事で気温の変化が激しい夏のキャンプでの体温調整に役立ちます。
パンツに関しても同じように速乾性長丈インナーと速乾性半ズボンを重ね着する事をお勧めします。
春秋の着こなし
春秋は昼間と夜間の温度差がかなり激しのが特徴です。そのため気温に合わせて温度調整をできる着こなしをする必要があります。
そこでおすすめなのが、インナーにユニクロのヒートテック、その上に長袖シャツ、その上に防水or撥水の防風ジャケットを着るスタイルです。
まずヒートテックで発熱させながら長袖シャツで体温をキープします。次に上から防水or撥水の防風ジャケットを寒ければ着て、暑ければ脱ぐ事で体温調整も出来てとっても快適に過ごす事が出来ます。
パンツに関してはインナーにヒートテックを着て、その上に少し厚手のズボンを履くくらいでバッチリです。夜が少し冷えそうな日であれば、ダウンパンツなどを持って行くようにしましょう。
アウトドアをする際、気温に応じてウェアを着脱する事を「レイヤリング」と言います。特に春秋はレイヤリングが大事な時期であるのでどんな気温になっても大丈夫なように対策をしていきましょう。
冬場の着こなし
冬のキャンプは想像を絶する寒さが待っています。そのため防寒対策はとっても重要です。
そこで大活躍するのがダウンジャケットです。ダウンジャケットを春秋のウェアにプラスするだけでとっても快適になるんです。それではダウンをどのように着込めばいいのか解説していきます。
まず春秋ウェアと同じようにインナーにユニクロのヒートテックを着て、その上に長袖シャツをはおります。ここから春秋ウェアとは違うところで、長袖シャツの上にダウンジャケットを着てその上に防水or撥水の防風ジャケットをはおります。
ダウンジャケットと言えば一番外にはおるイメージだと思うのですが実は防水or撥水の防風ジャケットの内側に着るのが正解なんです。
どうして外に着ないのかと言うと、ダウンジャケットには体温を中に閉じ込めて保温する効果があるのですが、防水or撥水の防風ジャケットの外に着てしまうと体温が十分にダウンジャケットにまで伝わらず、保温力が低下するためです。
防水or撥水の防風ジャケットで外から冷たい風が入ってくるのを防止しながら中にダウンジャケットを着て体温をキープるす事で、よりダウンジャケットと防水or撥水の防風ジャケットの効果を最大限に発揮する事ができるのでおすすめです。
かっこよく快適にキメるためのおすすめアウトドアウェア
●防水or撥水の防風ジャケット
●ダウンジャケット
●長袖フリース
●速乾Tシャツ
最後に
キャンプでの着こなし方や素材は分かりましたか?この記事を全部読んだ方は感じたかもしれないですが基本事項だけ押さえておけばとっても簡単なんです。是非今回紹介した着こなし方をマスターして快適なキャンプライフを送ってください。
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